多様な介護場面と総合的な日本語力
介護の仕事には、お世話をすること、記録を書くこと以外にもさまざまな技能が要求されます。「レクリエーション」もその一つで、音楽などが得意なフィリピン人介護士の才能が発揮できる場面ですが、そこでも「読み書き」を含めた総合的な日本語力が要求されるようです。
ワウィ:介護士は、お世話の仕事だけではなくて、いつも面白い活動を考えなければならないそうです。たとえば、「話し相手」とか、「ゲーム」とかです。いろいろな話題について一緒に話したりします。「ゲーム」では、黒板を使って教えることもありますから、そこで「読み書き」が必要になることもあります。
職場でのコミュニケーション
高齢者のお世話の一方で、一緒に働く人々とのコミュニケーションにも課題があります。受け入れ側は、外国人介護士がスムーズに業務が行えるよう態勢を整える必要がありますが、そこには日本語のサポートが含まれます。
ワウィ:日本で働くフィリピン人介護士を何人か訪問して、一番びっくりしたことは、日本人の高齢者はフィリピン人介護士を受け入れることに対して、あまり問題を感じていないことです。それより、職場の人々に抵抗があるようです。もちろん、介護サービス(施設)にとって、来日フィリピン人を受け入れるための、トレーニングや会話について考えるのは大変なことです。抵抗を感じるのは当たり前だと思います。私は、今から問題への対策を考えておけば、たぶん将来は、もっとうまくいくだろうと思います。
上田:そうですね、私たちは日本語の手伝いをすることが、仕事ですけど、介護には専門的な勉強もあるし、そこに行くまでの助けが「日本語でケアナビ」なんですが、ここには高度に専門的な内容はあまりありません。
ワウィ:老人ホームへ行って、私たちは介護の仕事が本当に大変だということがわかりました。寝たきりやdementia(認知症)の人にも会いました。それは本当に大きな問題です。フィリピン人も日本人ももっとがんばらなければならないと思います。「Politics」を忘れて、もっと協力することです。
2007.12.17 15:14 - うえだ


