平成19年11月17日(土)、りんくう総合医療センター市立泉佐野病院にて、「第一回りんくう国際医療フォーラム~世界から見た日本の医療~『医療文化と薬と言葉の違いを考える』」が開催されました。同医療センターでは、関西国際空港対岸のりんくうタウンに位置することもあって、旅行者をはじめとする外国人患者対応への必要性が高まってきていたそうです。
そこで、平成18年4月から「国際外来」が置かれることになり、現在は、英語、ポルトガル語、スペイン語、中国語の医療通訳ボランティアの協力のもと、多くの外国人患者が診療を受けに訪れているそうです。
今回は、医療関係者や一般の参加者によって、医療、診療の場面における多文化の問題、医療通訳からみた問題などが提起され、熱い討論が繰り広げられました。
たとえば、医療の多文化間比較では、
- 日米両社会におけるシステム(保険制度、医学教育など)比較
- 価値基準の異なりから、治療方針に対する受け入れ方の違い
- 経済状況や宗教的要因による、さまざまな「死」の受け入れ方
- 家族の単位(核家族、大家族など)、家族観の異なり、等
医療通訳については、
- 医療通訳者の重要性と制度的整備の必要性
- 医療通訳育成への課題
等がありました。
配布された資料に、「日本語でケアナビ」のパンフレットも加えていただき、広報活動の協力を得ることができました。日ごろ国際外来には、国際交流基金関西国際センターの研修参加者らも大変お世話になっております。「日本語でケアナビ」は医療・介護スタッフに対する支援なので、方向性は多少異なるものの、「りんくう国際医療フォーラム」が目指しているものとの共通点も多いと思います。
国際交流基金関西国際センターもりんくうタウンにありますが、同じ地元での取り組みということから、今後、いろいろな協力が可能になるのでは、と、りんくうタウンから何かが生まれていく予感がしました。(続く)
2007.12.05 15:48 - うえだ


