第1回は本棚を例にカテゴリーを、
第2回はフルーツバスケットを例にタグを、
説明してきました。
第3回目は、モノを分類する側の視点と、
分類されたものを探す側の視点で、
カテゴリーとタグの違いを整理してみます。
カテゴリーは箱にモノを収める方法ですから、
どんな名前の付いた箱があるのかがとても重要です。
何が入るのか分からないような名前の箱だと、
モノを分けるときも入れにくいですし、
モノを探すときも「どの箱に何が入ってるのか?」
となってしまうからです。
分けるものがたくさんあるときは、
1つの箱の中にモノが入りすぎてしまいます。
そこで、箱の中にさらに箱を作って分類する、
カテゴリーの階層化が行われることになります。
これは、メインカテゴリー、サブカテゴリー
などと呼ばれるものです。
全てのモノをうまく収めるために
概念を階層化した「きれいな」分類が必要ですが、
これがカテゴリーの難しいところでもあります。
多種多様なものを破綻なく分類するのは難しく、
どこに入れたらよいかわからないモノができたり、
多くのモノを含めようとするあまり
抽象的な名前のカテゴリーを作ってしまいがちです。
ではタグはどうでしょうか。
カテゴリーが、カテゴリー同士の階層関係などを
意識して名付けなければならないのに対して、
タグは「抽出条件として必要なものをタグにする」
ということ以外は、基本的に考えなくてよいのです。
タグはフラットで階層関係がありません。
モノにとにかく必要なタグを必要なだけ付けていく。
数についても制限はありません。
モノ全体の傾向を見ながら決めるカテゴリーと違い
タグはそのモノ自身だけを考えて、
必要なタグを付けてあげればよいのです。
タグ同士の関係性も考えなくて構いません。
このようにカテゴリーに比べて自由度が高く、
ある種の「いいかげんさ」があるタグの分類。
タグは、カテゴリーとはまた違うアプローチで、
多様な利用をサポートする分類方法といえるでしょう。
2008.01.30 10:10 - すなみ


