前回は
「外国人だけでなく日本人にも利用してもらいたいという思いから
2つのモードによる日英のインターフェースを用意した」
という話をしました。
実はインターフェースだけでなく、
コンテンツをモードごとに変えるかどうかも議論になったので、
今回はその話をします。
English モード=日本語学習者用が使う
日本語モード=日本語教師や日本人スタッフが使う
と、最初はなんとなく考えていました。
コンテンツも、日本語モードでは教師が必要としそうな情報を掲載、
English モードでは項目を絞って初級の学習者にも見やすくする、
という考え方をしていました。
利用者ごとに必要な情報を選んで整理するという方針ですね。
でも考えていくうちに
「学習者は本当に日本語モードでは見ないのだろうか?」
という疑問が出てきました。
学習者といっても、日本語の習得レベルは様々です。
ローマ字しか読めない人もいれば、
日本語のインターフェースの操作も苦にならない人もいます。
- 人によっては、日本語教師用や日本人スタッフ用の情報も必要なんじゃない?
- そういう人は「日本語モード」にジャンプしてもらえば?
- 「more information」とか書いて追加情報にリンクを張るのはどう?
- 追加情報を得るためにモードを切り替えるのって変じゃない?
結局、「初級学習者だけを対象にしたサイトにはしたくない」
という思いが制作チームの中にあったので、
「使う人の属性とモードを対応させる」という考え方をやめました。
そのため、コンテンツは両モードでほぼ同じになっています。
表記として日本語中心か英語中心かというのが、
両モードの違いになったわけです。
普通のサイトにあるようなモード機能であれば、
英語で読みたいか日本語で読みたいかの問題であり、
サイト利用中にモード(言語)を切り替えたくなることは
恐らく少ないでしょう。
でも「日本語でケアナビ」の2つのモードは、
必要に応じて頻繁に切り替えることを想定しています。
同じモードといっても発想から違うわけです。
実際、教師でもEnglish モードをメインに使っていたり、
学習者が頻繁にモードを切り替えて対訳を確認していたりと、
使われ方は様々みたいです。
利用者には好きなタイミングで切り替えながら使ってもらいたい。
だって「日本語でケアナビ」は様々な要望に応えることのできる
自由で柔軟なツールなのだから。
そんな思いは、少しは形にできたかなぁと思っています。
2007.10.20 11:59 - すなみ


